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六合を兼ねて都を開き八紘をおおひて宇と為むこと亦可からずや
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北朝鮮のミサイル発射台が騒がしい問題に関して、こんな報道がされた。




最悪の事態想定し対応 テポドン2号で警察庁長官

 北朝鮮が長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の発射準備を進めているとされる問題で、漆間巌警察庁長官は22日の記者会見で「仮に発射された場合、ミサイルの弾頭や破片が間違って日本の国土に落ちてくることもあり得る。最悪の事態を想定して対応策を考えている」と語った。
 漆間長官は「被害があれば救出活動を進めないといけないし、どこに落ちたか分からなければ調べないといけない。国民がパニックに陥る可能性も想定する必要がある」と述べた。
(共同通信) - 6月22日16時21分更新



もし現在の東京に、生物化学兵器が搭載されたミサイルが落下した場合、どうなるだろうか。都民は滅茶苦茶に避難をはじめ、交通は大混乱に陥り、病院には人間が殺到し、汚染された可能性のある食糧・水が出回り、それを持って都外に避難した人間がさらに被害を拡大させることだろう。そしてありとあらゆるデマが流れ、暴動さえ起きるかもしれない。

つまり、現在の状態からすると、ミサイルのよる直接的な被害より、パニックによる犠牲者のほうが多いかもしれないのである。


湾岸戦争のとき、イラクは六週間の間に40発の弾道ミサイルをイスラエルに撃ちこんだ。それは250㎏~500㎏の通常爆薬ではあったが、40発も撃ちこまれたにも関わらず、死者2名・負傷者300名しかでていない。
それは、素早い警報の伝達と、密室性の高い部屋やシェルターなどの防護スペースの確保、灯火管制や外出制限、火器使用の自粛などの対策を行っていたからだ。
しかし、有事に必要なことはそれだけではない。最も大切なのは、日頃からの国民の心構えである。もし何も前触れもなく、自分の家の前に黄燐弾が着弾した場合、どう対応するだろうか。水をかけて火傷を負うことなく、冷静に毛布を濡らして被せ、砂で埋めることができるだろうか。
避難命令が出た場合も、隣組をつくって混乱がないように避難することができるだろうか。
少し話は変わるが、最近隣近所との付き合いが煩わしいとかいう声をよく聞くが、社会の基本は隣近所であり、それさえできないとなると、有事の場合にうまく避難ができないばかりか、街が序所に廃れていき、犯罪も増えることだろう。
話を戻すが、戦時や大規模災害の場合は言論や人権が弾圧され、俗にいう「大本営発表」の情報に頼るのは仕方がない。敵国が自国に有利な噂を流し、わが国を敗北させようと企んでいるかもしれないからだ。そうでなくても、関東大震災のときのように「朝鮮人が井戸に毒を流した」などという噂が流れ、更に犠牲者を増やすこともありえるからだ。
そして「大本営発表は嘘かもしれない」というような意見も聞くが、戦時に敵国が出す情報と、わが国が出す情報はどちらが信用できるかを考えれば簡単なことである。また、たとえわが国が殆ど劣勢であっても、劣勢であると真実を報道することによって、我々は安々と降伏するべきなのか。
いざ戦争となれば、わが国を防衛するために、例え言論や人権が制限されようと、国民は一致団結して戦わなければならない。それは、今まで保障された人権と言論の自由が二度と保障されなくなるかもしれないからだ。
そういうことを国民が認識した上で、いざというときのための具体的な準備にかからなければならない。
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蘭龍王丸
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HN:
蘭龍王丸
性別:
男性
職業:
高等学校生徒
趣味:
郷土史・民俗・武道・宗教・安全保障問題・国際問題・社会問題・超常現象
自己紹介:
幼いころ、「トラトラトラ」「二〇三高地」などの映画を祖母と見ながら、祖母は「先の戦争で国を守る為に戦って戦死した人達のことを忘れてはならない。」「戦争は絶対にいけない。」などと話をきき、無意識のうちにそう思っていた。しかし小学校の頃に読んだ「はだしのゲン」によって急激に左翼に転進。自分が日本人であるにも関わらずに日本人が嫌いになり、自暴自棄に陥った。そして中学に入って数年間はそういう思想は薄れたが、中学2年のときに読んだ何かの本に南京大虐殺についての記述があり、それが元で日本という国に関して関心を抱き、現代に至っている。
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